薬草炉 525円

香は仏教と共に日本に渡来し、
後の慈照寺(銀閣寺)を舞台とした、東山文化のなかで
茶の湯や生け花、能などとともに
十五世紀後半に日本において確立されました。
カオンの「薬草炉」では、ハーブ(薬草)の香を聴き
ご自身の内なる自然の記憶に触れていただけるものと
考え、創作されました。



「香の十徳」
古くより香が及ぼす肉体的・精神的な効用が伝えられています。
感格鬼神 感は鬼神に格(いた)る - 感覚が鬼や神のように研ぎ澄まされる
  清淨心身 心身を清浄にす - 心身を清く浄化する
  能除汚穢 よく汚穢(おわい)を除く - 穢(けが)れをとりのぞく
  能覺睡眠 よく睡眠を覚ます - 眠気を覚ます
  静中成友 静中に友と成る - 孤独感を拭う
  塵裏偸間 塵裏に閑(ひま)をぬすむ - 忙しいときも和ませる
  多而不厭 多くして厭(いと)わず - 多くあっても邪魔にならない
  寡而為足 少なくて足れりと為す - 少なくても十分香りを放つ
  久蔵不朽 久しく蔵(たくわ)えて朽ちず - 長い間保存しても朽ちない
  常用無障 常に用いて障(さわり)無し - 常用しても無害


薬草炉の楽しみ方
一、心を無にし目を閉じてください。鼻呼吸にて深呼吸を三回。
二、つぎに、香炉をゆっくり鼻に近づけ、香りを吸い込む。
三、香りにすべての精神をゆだねてください。
爽 甘 苦 辛 酸 などの五味とともに、
懐かしい自然の風景が甦る事と思います。
 
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